PD 100 フォトダイオード VISまたはIRの放射パワーを高速測定

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放射パワーの高速測定用Instrument Systems測定システムへの統合用フォトダイオード

PD 100フォトダイオードはコンパクトな測定器で、Instrument Systems社の積分球を使用する事により、光束または放射パワーの測定システムに組み込むことができます。生産現場での高速測定に最適です。高速分光測光器CASシリーズをInstrument Systemsの3ポート積分球にパラレル接続することで、被測定デバイス(DUT)のスペクトルを同時測定することができます。DUTのスペクトルをフォトダイオードの検量線で直接オフセットすることにより、光束または放射強度の測定値をより正確に求めることができます。

400 nmから1700 nmのスペクトルレンジの場合

PD100フォトダイオードは、シリコンまたはInGaAsを検出器に採用したモデルがあります。シリコン検出器モデルは、400~1100nmの測定範囲に対応しています。硫酸バリウムコーティングの積分球 (ISP 75B and ISP 100B)に対応しています。

InGaAS検出器モデルは、900~1700 nmの測定用に設計されています。PTFEコーティングを施した積分球に取り付けられていいます。これは硫酸バリウムコーティングに比べて反射率の変動が少なく、安定して高い値を維持できるため、1100nm以上の波長での測定にも適しています。

PD 100 – 製品詳細

  • 広い測定範囲 400-1100 nm (シリコン) または 900-1700 nm (InGaAs)
  • パルスDUT測定用の短い立ち上がり/減衰時間
  • 高度な3ポート積分球のInstrument Systemsポートフォリオに機械的に適合
  • .dllまたはSpecWin Pro(4.0以降)による絶対測定とLIV測定のトレーサブル校正

高精度でトレーサブルな測定

他のInstrument Systems社の測定器と同様に、PD 100フォトダイオードの校正において、決定された感度はPTBまたはNISTにトレーサブルです。検量線はフォトダイオードに保存されます。これは、絶対放射強度(または光束)を決定するために、光源のスペクトルを考慮してSpecWin ProソフトウェアまたはPD.dllで使用されます。このプロセスにより、高精度でトレーサブルな測定が可能になります。

フォトダイオードは、ISO 17025の認定を受けたInstrument Systems社のテストラボで校正されており、国家標準(PTBやNISTなど)にトレーサブルです。各フォトダイオードは、分光感度に関する個別のテストレポートとともに納品されます。

VCSELまたはLEDの高速測定

フォトダイオードPD 100は、高速測光分光器CASシリーズと積分球(ISPシリーズ)で構成される測定システムを補完する理想的な製品です。フォトダイオードの高速応答は、パルス光源の正確な測定を可能にします。高サンプリングレートの高速マルチメータ(例:Keithley社 7510、1 ms/sec)を使用すれば、光学的側面も可視化できます。

技術データ

モデルバリエーションPD100-SB-0001 または
PD100-SB-0002
PD100-IP-0001 または
PD100-IP-0002 *
検出器材料シリコン (Si)インジウムガリウムヒ素 (InGaAs)
スペクトル範囲400 - 1100 nm900 - 1700 nm
最高感度の波長960 nm1550 nm
立ち上がり/減衰時間40 µs (typ.)5 µs (typ.)
標準増幅率(ISP 100の場合)240 V/W (@940nm) または
28 V/W (@940nm)
2700 V/W (@1380nm) または 
12.5 V/W (@1380nm)

* PD100-IP-0002 校正なし