STA スクリーンフォトメーターシステム 車両搭載型による前照灯配光の高速測定
STA スクリーンフォトメーターによる車両搭載型ヘッドランプ試験
ヘッドライトの開発には、車両およびヘッドライト単体でのベンチマーク評価に加え、光束および光度分布に関する非常に高速な定量的・定性的比較測定が求められます。これはアダプティブヘッドライト機能において特に顕著です。これらの測定にはいずれも、校正済み投影スクリーンを用いたカメラベースの2次元測定技術が不可欠となります。
近年、各自動車メーカーがヘッドライト機能を制御する車両電子系に異なる通信プロトコルを採用しているため、コンポーネント単体でのベンチマーク試験が困難になるケースが増えています。Instrument Systemsの「STA スタンドアロン・スクリーンフォトメーター」は、こうした車両搭載状態での測定を可能にします。
スタンドアロン・スクリーンフォトメーターのシステム構成
本システムは、1200万画素センサーを搭載した最新世代の輝度・色彩イメージングカメラ LumiCam 4000B と、新開発の ACS 635 校正光源で構成されます。ACS 635は、大型投影スクリーンに対応する高輝度・均一照明光源と、スクリーンの幾何学的校正用レーザー光源を組み合わせたものです。
大型投影スクリーン専用の革新的な校正方式
ACS 635校正光源は、トラバース機構を備えた専用フレームに搭載されており、車両上の様々なポイントに対して校正光源を位置決めできます。さらに、油圧式の高さ調整機構により1100 mm〜1500 mmの範囲で昇降が可能です。システムはお客様のご要望や設置環境に応じてカスタマイズでき、アダプターを使用すれば高さ範囲を1400 mm〜1800 mmまで拡張することも可能です。また、スクリーンの水平方向の各セクションを照射するためのスイベル機構も備えています。校正光源全体(トラバース機構を含む)はキャスター付きで移動可能なため、ラボスペースを他の用途に使いたい場合にも柔軟に対応できます。
測定の制御・評価・可視化・データ出力
制御および評価はSTA スクリーンフォトメーターソフトウェアによって行われ、スクリーン校正プロセス、スクリーン上の光度・照度分布測定をサポートします。また、スクリーン上の任意の点における評価や、IES形式・CSV形式でのデータ出力にも対応しています。さらに、配光をアイソキャンデラ図として可視化する機能や、光束を算出する機能も備えています。

主な特長
- LumiCam 4000B輝度カメラにより、投影スクリーン上の配光を高解像度・高速・車両搭載状態で測定可能
- コンポーネント単体測定との高い相関性
- 幅広・縦長の投影スクリーンに特に適しており、光度分布・光束のより広範な割合を測定可能
- ACS 635校正光源により、大型スクリーンを含むシステム全体の幾何学的・測光的校正を実現
- アイソキャンデラ図を含む可視化機能
システム構成
車両灯火・ヘッドライトの測光・測色特性を評価するSTAスタンドアロン・スクリーンフォトメーターは、以下のコンポーネントで構成されます。
導入に関するアドバイス
Instrument Systemsの専門チームが、以下の項目についてサポートいたします。
- 光路(ライトチャンネル)の準備
- 適切な投影スクリーンコーティングの選定
- 遮光板による迷光影響の最小化
- ランプ・プラットフォーム・リフトの設置
- お客様のラボにおける測定システムのセットアップ
- ユーザートレーニング
グローバルなサービス体制により、迅速な立ち上げとシステムライフサイクル全体にわたる最良のサポートをお約束します。